2007年4月24日火曜日

人生案内、商家の長女、恋愛ままならない

跡を継がねば、重くのしかかる30代
30歳代の独身女性。結婚に戸惑ってます。私は商家の二人姉妹の長女として生まれました。幼い頃から周囲に跡取りと言われてきました。妹はすでに結婚して家を出ていますが、私は家の仕事を手伝っています。私の縁談はこれまで婿養子を前提としたお見合いの話ばかりでした。見合いで男性と会っても、(家のためか)と思うと気乗りしません。もちろん普通に恋愛することもありました。でも、頭の片隅に常に家のことがあります。跡を取れなくなるかもしれないという思いもあってか、交際はうまく行きません。自由に恋愛もしたいし、家のことも大事です。男性を好きになる度、心の中に葛藤があり、のびのびしとした気持ちで恋愛できないのです。家の今後が私にのしかかっていると思うと。プレッシャーのようなものを感じて、苦しくなることがあります。だんだん自分がどうしたいのか、わからなくなります。アドバイスをいただければ幸いです。

天井の低い部屋に入ると、実際にはぶつからなくても、無意識に首を縮めてしまうことってありませんか。人の心を縛る鎖は、それとよく似てると私は思います。家の制度は、現代社会にはもはや存在しないにもかかわらず、長男長女だからという不文律は束縛となっています。それを破ると周囲から白い目で見られたり、自分自身も罪悪感をかんじたりしてしまうものです。しかし、大切なのは、真理的束縛に気づくことです。気づこうとせず最初から仕方ないとあきらめたり、これでいいんだと自分の感情を抑え込んだりする人には、葛藤は起こりません。あなたが気づき悩むのはそこから脱出するスタートです。(家があるからダメ)という考えが浮かんだとき、すぐに、(私は自分の人生を生きるんだ)と心に言い聞かせて下さい。こうした小さな習慣が心を転換させるのに役立ちます。束縛から自由になるには時間がかかるもの。しかし、その過程で人は成長します。葛藤のない人に成長はありません。

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