2012年12月10日月曜日

普通の老後が暮らせない

年の瀬も押し迫り、この国はまた選挙だそうだ。先日、NHKBS放送を見ていると、ある老夫婦が、普通の老後が暮らせないという番組を見て涙した。81歳の自分と78歳の介護を必要とする奥さん、介護歴7年年金生活者だ。介護に疲れ毎年介護費用も膨らみ、このままでは生活が成り立たないと言う。年金額は2人合わせて月168000円切り詰めてやっても医療費が高くてこれからは難しい。老人は生活保護を受けたいと相談に行くが、月160000円以上の年金が支給されているから対象外だと言う。わずか月8000円差で生活保護を受けられないのだ。

老人は困り果て、最後の手段に出た。それは離婚。
離婚すれば自分は老人ホームに入れるし、妻は生活保護を申請し病院に入院出来る。離れ離れになるが泣く泣く取った手段。どこかおかしいこの問題。皆さんはどう思いますか。これ以外にも似たようなケースが沢山あると思いますが、決して豊かな老後生活とは言いません。

政党に関係なく立候補している人に言いたい。貴方もこの問題を避けては通れないはず。国民に甘えてばかりではいられないはず。貴方が当選すれば貴方にどれほどのお金が掛かるかおわかりのはず。貴方は国民の血税で成り立っているのです。