2007年4月10日火曜日

イラク、反米数十万人デモ、米軍早期撤退訴え

米軍主導の多国籍軍進攻でサダム、フセイン政権が崩壊してから、9日で満4年を迎えた。新生イラクを担う本格政府が発足して1年近くなるが、宗教対立が泥沼化する中、マリキ政権やその後ろ盾である米国に対する不満が増大しており、安定、復興への道筋は一向に見えてこない。(占領軍はイラクから去れ)(米国にノーを)イラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで9日、巨大なイラク国旗や反米スローガンを掲げた信者ら数十万人が、米軍の早期撤退を、訴え、大規模なデモを行なった。
(暴力の根源は米国にある)と訴える。同派強行指導者ムクタダ、サドル師が、旧政権崩壊4年にあわせて呼びかけたもので、バクダットなど各地から信者らが集結、星条旗を燃やすなどして気勢をあげた。サドル師は数日前から首都バクダッドなどで国旗を掲揚するように呼びかけるなど、(統一イラク)を演出し、デモにはシーア派と対立するスンニ派信徒の一部も参加。同国北部のモスルでも米軍撤退を訴えるデモが行なわれた。背景には、フセイン独裁体制から4年たっても宗教対立激化で治安が悪化し、生活改善の見通しが立たないことへの強いいらだちがある。バクダットに住むスンニ派の医師シャキール、アフメドさんは(52)は(サダム時代は誰が力を持っているかはっきりしていた。今はそれがわからない。強い者だけが生き残る世界になってしまった)と語った。
地球裁定宗教対立と言われるが、はっきりしている事がある。米国が撤退する事が優先するべきであろう。その上で仲介役に、両派がどの国に仲介してほしいかを決め、又、日本が仲介役として出来ることがあれば積極的に行なう必要性がある。この戦争、ブッシュ政権は好経済に支えられているだけである。そろそろ足元から崩れ始めるであろう。

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