2007年4月30日月曜日

消費国の連携も必要

これまで日本のエネルギー資源確保は、直接政府が乗り出すケースは少なかったが、ようやくトップ外交を必要とする重要課題へと認識が変わった。中国やインドなど新興国との権益獲得の競争は今後、さらに過熱すると予想される。官民が一体となり、資源国との関係を強化する一方、消費国同士の横の連携をとることが、エネルギーの安全確保につながるだろう。
まだまだ、日本と言う国はアラブの世界に弱腰である。イラクの情勢をどう解決するか、せっかくの外遊であるから、何が日本として出来るか、議論してもらいたいものだ。中東の安定は世界の安定につながるものである。

2007年4月29日日曜日

日米、米軍再編など課題山積

(ニックネームなしでも信頼は築ける)。2001年6月30日、小泉首相(当時)の初訪米を取材した際、キャンプデービットでの首脳会談を終えた小泉氏が語っていた。要は中身次第ということだろう。日米間には、日本政府と沖縄県との溝が埋まらない在日米軍の再編の問題や、東アジア地域の安定に不可欠なミサイル防衛での協力といった課題が山積しており、首脳会談でも議論された。(シンゾウ首相)の真価は、こうした諸課題で成果を上げられるか否かにかかっている。北朝鮮から見るとアメリカは、数え切れないほど、核を保有している。なぜ我々が持つことがいけないのかと。非常識に見えているに違いない。

2007年4月28日土曜日

世界の死刑、中国が6割

国際的な人権擁護団体(アムネスティー、インターナショナ)は27日、2006年の世界の死刑執行の状況を発表した。死刑が世界で減少傾向にある中、中国が全体の6割を占め、同団体の分析開始以来、33年連続で1位となった。
発表によると、06年に死刑執行されたのは、前年比557人減の1591人。最多は中国の1010人だったが、情報開示が不十分なため、実際に死刑を執行されたのは8000人に上る可能性がある。2位はイランの177人。日本は4人で13番目だった。同団体によると、死刑廃止国は1977年の16ヶ国から、06年には99ヶ国に増えており、アイリーン、カーン事務総長は(死刑は残酷で非人間的な刑罰であり、犯罪抑止につながらない)と訴えた。
アムネスティー発表、33年連続で1位
情報開示をするなら中国の死刑の犯罪内容開示してほしいものだ

2007年4月27日金曜日

日本、説明不足、バイオエネルギー

バイオエタノール導入の目的として、エネルギー安全保障や農家救済といった側面はある。ただ、温暖化抑制にどう寄与するのか。これまでの政府の説明だけで、ドライバーがバイオガソリンを給油する気になるだろうか。さらに、バイオガソリンはレギュラーガソリンと同価格に設定された。その差額は国と石油会社が折半するという。普及のためには税の優遇処置が必要になるが、国民が納得するか疑問が残る。

2007年4月26日木曜日

飛行機にもバイオ燃料、英ウ‘ァージンが計画

英ウ‘ァージン、アトランティック航空は24日、世界で初めてバイオ燃料を使う旅客機の試験飛行を米ボーイング社などと協力して2008年に開始すると発表した。温暖化ガスの削減を急ぐ欧州連合(EU)が航空業界向けの規制を強化する中、環境対策で先行する。航空機エンジンメイカーの米ゼネラル、エレクトリック(GE)も加わる。ウ‘ァージンが所有するボーイングのジャンボ機(747-400)をバイオで飛ばす。どのようなバイオを使うかやエンジン改良など計画の詳細は今年度後半に改めて発表する。背景には、環境規制で主導権を狙うEUが航空機を対象に温暖化ガスの排出規制を導入することが大きい。航空会社ごとに排出枠を割り当てる仕組みで11年から段階的に導入する。航空機の大型化が進み、排出量が20年までに2倍以上になるという試算もある。環境問題を考える中、アメリカはこの中に入らず、独自案を出すとしているが、イラク侵攻でつまずいたアメリカは、ここでも多大な環境破壊を起こしている。人的被害も大きい、環境破壊も計り知れない。

2007年4月24日火曜日

人生案内、商家の長女、恋愛ままならない

跡を継がねば、重くのしかかる30代
30歳代の独身女性。結婚に戸惑ってます。私は商家の二人姉妹の長女として生まれました。幼い頃から周囲に跡取りと言われてきました。妹はすでに結婚して家を出ていますが、私は家の仕事を手伝っています。私の縁談はこれまで婿養子を前提としたお見合いの話ばかりでした。見合いで男性と会っても、(家のためか)と思うと気乗りしません。もちろん普通に恋愛することもありました。でも、頭の片隅に常に家のことがあります。跡を取れなくなるかもしれないという思いもあってか、交際はうまく行きません。自由に恋愛もしたいし、家のことも大事です。男性を好きになる度、心の中に葛藤があり、のびのびしとした気持ちで恋愛できないのです。家の今後が私にのしかかっていると思うと。プレッシャーのようなものを感じて、苦しくなることがあります。だんだん自分がどうしたいのか、わからなくなります。アドバイスをいただければ幸いです。

天井の低い部屋に入ると、実際にはぶつからなくても、無意識に首を縮めてしまうことってありませんか。人の心を縛る鎖は、それとよく似てると私は思います。家の制度は、現代社会にはもはや存在しないにもかかわらず、長男長女だからという不文律は束縛となっています。それを破ると周囲から白い目で見られたり、自分自身も罪悪感をかんじたりしてしまうものです。しかし、大切なのは、真理的束縛に気づくことです。気づこうとせず最初から仕方ないとあきらめたり、これでいいんだと自分の感情を抑え込んだりする人には、葛藤は起こりません。あなたが気づき悩むのはそこから脱出するスタートです。(家があるからダメ)という考えが浮かんだとき、すぐに、(私は自分の人生を生きるんだ)と心に言い聞かせて下さい。こうした小さな習慣が心を転換させるのに役立ちます。束縛から自由になるには時間がかかるもの。しかし、その過程で人は成長します。葛藤のない人に成長はありません。

2007年4月23日月曜日

韓国の新婚さん、国際結婚、8組に1組

韓国の新婚カップルのほぼ8組に1組が国際結婚、韓国人女性と結婚した外国人男性の国別トップは日本人、
韓国最高裁判所がこのほど公表した資料で、韓国人の国際結婚が近年、増加傾向にある実態が明らかになった。南西部の全羅南道では4組に1組を占めた。資料によると、昨年結ばれた33万7528組のうち、夫婦のいずれかが韓国人以外のケースは11,6%39071件。日本の5,8%を大きく上回る。1990年は100組に1組に過ぎなかった韓国の国際結婚はこの15年余りで10倍以上に膨れ上がった。韓国人男性と結婚した外国人女性の国籍は中国、ベトナム、日本、フィリピンの順で大半がアジア地域。農村の嫁不足という事情に加え、最近著しいベトナム女性の増加については(韓国ドラマを通して韓国に良いイメージを持った。)ことなどを挙げている。韓国人女性と結婚したのは日本、中国、アメリカ、カナダ、など欧米諸国の男性も上位に入った。人による交流は進んでいるが、アジア地域の政治問題は進んでいないのが実情。

2007年4月22日日曜日

命のビザに感謝と称賛、

杉原氏の功績、発掘、したユダヤ人講演
第二次大戦中、ナチス、ドイツの迫害から逃れようとするユダヤ人に日本通過を認めるビザ(査証)を発給した元駐リトアニア副領事の故杉原千畝氏。その功績が(再発見)されるきっかけともなった本(河豚)計画(1979年)を著したラビ(ユダヤ教指導者)のマービン、トケイヤー師(70)がこのほど、ロサンゼルスで講演した。同師は杉原氏の功績とユダヤ難民を受け入れた日本に改めて称賛と感謝の意を表した。河豚計画は、日本政府が38年に決めたユダヤ難民の旧満州移住計画。ユダヤ人の政治、経済力を利用しようという狙いで、(美味だが、一歩間違えば毒にもなる)ことからフグになぞらえられた。しかし、ドイツとの同盟関係もあり、計画は頓挫した。本に主要人物の一人として登場する杉原氏は40年、日本政府の意向に反して計6千人にビザを発給し、政府も難民を受け入れた。(ビザの件で杉原氏本人に直接聞いたのはわたしだけ)と自負するトケイヤー師は、(杉原氏は河豚計画など聞いたこともない)と断言した。誠実な人なので本当だと思う)と指摘。政府とは無関係に、純粋に人道的な見地から行なったビザ発給をトケイヤー師は(だからこそ尊い)とたたえた。同師はハンガリー生まれで、両親と共にホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き延びた。今の日本平和なことがなにより、しかし、地球規模で考えるなら、紛争地域はたくさんある。日本の役割、そしてなにより、外交政治に精通した大物政治家が出てきてほしいものだ。

2007年4月21日土曜日

居たんですよね。がん細胞が、、、

平成14年8月、
いつもと同じ朝を迎えたとわたしは思っていた。その日、お腹がポコンと飛び出ていたので診断してもらうと、卵巣のう腫だと大病院の医者から告げられた。そして手術。いたんですよね。(がん)が。それはもう、神様も仏様もいないと思ったんです。気が付かなかったあなたが悪いと私を責めた人もいた。みずから望んでがんになる人はいないと思う。告知でショックなのに、誹りまで受け、自分は見放されてる気がした。(怖い)(あっ、死ぬんだ)と不安は頭から消えず、ののしりと、呪いの言葉が浮かんでは消えていった。不安をかき消すように治療方についていろいろと調べ、考え、決断し、(免疫細胞療法)のドアを叩いたんです。ドクターが丁寧に分かりやすく様々ながん治療の説明をしてくれる。2時間うぃ費やし、わたしと正面から向かい合ってくれました。結果は(免疫細胞療法と抗がん剤)の併用をすすめられる。(できるんだ、併用治療も、、、)治療の指導をうけ、それに従うことにした。しかし体毛がじょじょに消えていく、髪の毛も、まつげも、鼻毛まで、そして最後は体毛がすべて消えて無くなり、とても悲しいと思いました。ところが、食欲はおちないし、吐き気もしない。苦痛がほとんど無い。白血球数も正常値内にあることに気がついた。たくさん涙を流した日から、5年の月日が流れていった。そして、今、私は生きている。それもシッカリ、みんなと同じ。私は負けなかった。わたしの毛、髪は、すべて自分の毛、髪で、全身ともにもどった。辛かった日々は忘れられないけど、今、生きている喜びを全身で感じ、未来に向かって生きている。そして、がん患者の皆様に知っていただきたいと思いました。患者の皆様、自分の意思を強く持ち、がん治療は自分で考え、しっかりと選択していただきたいと思います。あきらめずに、そして何よりも世界でかけがえのない、大切な、たったひとつの自分の命を守ってください。
相田淳子(平成14年、卵巣がんを患う。手術や抗がん剤治療などと免疫細胞療法を続け、現在5年を迎えようとし、移転、再発は見られず。)

2007年4月20日金曜日

父の人生に向き合う、団塊ジュニアの見た背中

東京都世田谷区の会社員、柴田裕康さん(30)は3月中旬、埼玉市の実家を訪れ、切り出した。(1年後に結婚しようと思っている)。とたんに母と妹から(どんな人?)(仕事はなにをしているの?)と質問攻めに。父の昌典さんは黙っていた。まだ両親に相手の女性を合わせていないが、その前にきちんと報告したかった。結婚して家庭を持てば、本当の意味で親から独立し、別の家で生きていくことになる。(だからこそ、自分の家庭のことをもっと知っておきたい)と思った。
国鉄、JRと鉄道マンとして歩んだ40年間。父は郷里に伴い、東京に移り住んだ。長男の父が郷里に戻らず、東京に根を張ったのは、どうしてなのか。どんな思い出働いてきたのか。聞きたいことは山ほどある。大学時代、東京都北区の赤羽駅近くの居酒屋で、高架化工事の苦労話を聞いた。いとこの結婚式で盛岡に向かう車中では、新幹線が福島駅に差し掛かる直前、
(おまえぐらいの年齢の時、ここで住民説明会をやったんだ)と話してくれた。一緒にお酒を飲む年齢になり、父の人生に触れる機会は増えたが、まだ知らないことは多い。裕康さんは2年前、6年間勤めた都銀を辞め、ベンチャーキャピタル(VC)に転職。
入社4年のころにも(会社を辞めたい)と考えたことがあったが、当時は次の仕事も決めずに退職しようとして、父に(逃げるな)と一喝された。昌典さんは(実は自分も辞めたいと思ったことがある)と打ち明ける。ちょうど今の裕康さんの年齢と同じ頃。
東北新幹線建設のため、地元説明会に駆けずり回り、地元で怒鳴られ、上司に怒鳴られ)という毎日に嫌気がさしたという。
だが、そんな経験も息子には最近まで話さなかった。(俺たちは競争、競争の中で選別されてきた)と語る団塊の世代の昌典さんには、裕康さんは、苦労を知らずに大学まで進み、初めて壁にぶっかったように思えた。(ここが辛抱のしどころ)。やさしい言葉はかえって毒になると考えた。(今親父に感謝している)。裕康さんが知りたいのは、まだ聞いていない父の本音。
これからも時間が許す限り、杯を重ねたいと思う。このような光景は、どこにでもあるようだが、息子が成長して行くことに、親父はとってもうれしい。

2007年4月19日木曜日

米大学で乱射事件、学校安全強化銃規制藻求める

16日のバージニア工科大学での銃乱射事件を受け、米国では銃規制や学校の安全を求める声が高まっている。
米ニュウヨーク、タイムズ社説(17日)は、今回の事件が(米国では恐ろしいほどに簡単に銃が入手することができ、その銃で武装した殺人者が身近にいることを思いださせた)と指摘。早急な銃規制の強化を求めた。
米ワシントン、ポスト社説、(17日)は銃規制や学校の安全管理を巡りネットで盛んに意見交換が行なわれている状況を紹介したうえで、広大なキャンパスに出入りする(2万人超の学生をつなぐ連絡方法が不十分)と指摘。事件が起きた際の具体的な対応策の検討も促している。 仏紙ルモンド(18日付)は、クリントン時代に銃規制に踏み込んだ民主党と比べブッシュ政権は銃規制に腰が重いと批判。(事件後)教師や生徒が武器を所持していなかったことを嘆く声が出るようでは、米国は暴力を抑える用意はできていない)と米国での銃規制の難しさも指摘した。
地球裁定、いやはや生徒が武器をもって学校に通わなければいけない国とは、この地球上にあってはならない。国民が銃撲滅運動を起し、法律で禁止しないかぎり、このような事件が後を絶たない。どことなくイラクの内紛とよく似ている。武器が簡単に手に入る世界では根源から断ち切るしか方法がない。

2007年4月17日火曜日

フセイン政権崩壊4年、イラク安定化、米の模索続く

フセイン政権崩壊から4年を経過したイラク情勢は米軍増強後もまだ改善の兆しが見えない。
米ニューヨーク、タイムズ社説(12日付)ブッシュ米大統領は駐留米軍増強でバグダットを以前よりは鎮静化させるかもしれない。その賭けが成功すれば、シーア派主導の政府が政治権力や経済資源を(スンニ派などと)分かち合う形に進むと期待しているようだ。しかし武装勢力掃討から2カ月経過しても大統領の目標は達成されていない。イラクでの勝利の可能性はなく希望もほとんどない。)と論評した。 米ボストン、グローブ社説(13日)は(イラク議会ビル内部での自爆テロとティグリス川にかかる橋の爆破は内戦状態の軍事的解決を不透明にした。ナジャフのデモは反米指導者サドル師の影響力を誇示した。そのシグナルは米国がサドル師の民兵組織に圧力を加えるなという警告だ。これは米国の政策立案者が、イラクからの撤退についてイラク政治の複雑で多角的な駆け引きを学ぶ必要があるという教訓を示している)と指摘した。サウジアラビアのアラブ、ニューズ社説(10日)は(戦争前にブッシュ大統領はイラク人に自由と暴虐のない生活を約束したが、イラクの大部分にそのようなものはない。米軍投入後もなんら前向きの兆候は表れてない)と述べた。
地球裁定 この戦争に勝利はあるのか、米国民も一刻も早く撤退を望んでいるはずだ。

2007年4月16日月曜日

6か国協議(北)は約束を履行しなかった

北朝鮮の核放棄に向けた6か国合意の実効性が問われる局面である。
核放棄への最初の一歩とすべき(初期段階の処置)を取る(60日)の期限が過ぎた。だが、北朝鮮は肝心の核施設の(活動停止と封印)を実施せず、核施設の凍結を監視、検証する国際原始力機構(IAEA)の査察官も復帰していない。北朝鮮は、早急に約束を履行して、核施設を閉鎖し、IAEA査察官を受け入れるべきだ。それなしには、韓国は見返りの重油5万トンを与えてはいけない。北朝鮮は、合意履行の前提条件として、依然、(金融制裁の解除)を米国に求めている。
(初期段階)の処置を北朝鮮が取るなら、期限は多少延長せざるをえない。まず、実際に核施設の稼動を停止し、プルトニウムの生産をやめるのかどうかを
見極めなければならない。その先の、核施設の解体など(次の段階)に進んでいく道筋は、なお不透明だ。北朝鮮が合意履行を引き伸ばすなら(圧力)を復活するしかあるまい。この国、どことなくイラクと似ている。

2007年4月15日日曜日

日本の原子力政策

この国の原子力政策は、まるで(賽の河原の石積み)を実演しているかのようだ。現世とあの世の流れる三途川。その河原で、子供が石を積んで供養塔を作っている。しかし、完成間際に必ず鬼が現れ、塔を壊してしまう。(賽の河原)は、そんな話で伝えられている。全国の原子力発電所で、トラブル隠しやデータ改ざんが相次いでいる。問題事例は450を超え、制御不能のまま原子炉で核分裂が連続する(臨界事故)の隠ぺいまで発覚、原発計画の停滞は避けられそうにない。信頼という石を積んでは崩し、崩されてはまた積み続けるー。電力業界は十数年、それを繰り返してきた。おまけに、この業界の(鬼)は常に、最悪のタイミングで現れる。茨城県のウラン加工施設で、国内初(当時)の臨海事故が起きたのは、関西電力高浜原発で、ウラン、プルトニウムの混合燃料を燃やす(プルサーマル)の始動が2カ月後に迫った1999年の秋のことだ。炉心隔壁のひび割れを、東京電力が隠していたことがわかったのは、新潟県知事が柏崎原発を容認したわずか1カ月後、2002年夏のことだった。
関電美浜原発で11人の死傷者事故が起きたのも、福井県知事がプルサーマル受け入れを表明した5カ月後の04年夏だった。そして今回。二酸化炭素を出さないことが環境政策の観点から再評価され、政府が昨夏、原発を推進する(原子力立国)
を宣言したばかりである。塔を崩す理由について、一部の地域では、鬼は(ゆがんでいて、みっともないからだ)と話すと伝えられている。原発計画が前進しそうになると鬼が出るのは、安全への信頼が、歪んで、きたからか。そこには、原子力の専門家
のゆがんだ常識が影を落としている。(経営陣に)技術的なことを報告しても理解できるはずがない、という雰囲気が現場にはある)臨海事故を起こした北陸電力のトップはこう述べた。(大したことはない)(事故の程度は自分が一番よく分かっている)。
専門家の誇りは自信に膨らむが、やがてそれが慢心に変わり、隠ぺい体質という不正の温床になったと言える。(賽の河原)
の言い伝えでは、最後に地蔵菩薩が現れ、鬼を退治することになっている。東京電力が過去数十年の関係者7万人から事情聴取をしたように、一連の事故隠しで、電力各社は過去例のない大規模な調査や点検えお行なった。それが地蔵菩薩を呼び込むきっかけとなって、隠ぺい体質を一掃し、問題根絶につながることを望みたい。やはり原発は、日本の環境、エネルギー政策に不可欠の存在であるはずだ。地球裁定、どうやら一部の国を除いて、世界は地球環境を叫び始めているようだが、原発に始まり、原発で終わる、おろかな人間がいるかぎり、我々は常に不安と背中遭わせだ。

2007年4月14日土曜日

日中、(友好の花輝き一段と)

中国の温家宝首相は13日、京都市で農家を視察したほか、大学生との野球などを楽しみ、3日間の訪日を終えた。農家ではクワで畑を耕すなど庶民派ぶりもアピール。友好機運を盛り上げた。立命館大の学生が用意した野球のユニホームの背番号は日中国交正常化35周年にちなんで(35)キャッチボールでは、とりこぼす一幕も。あいさつでは(今回の訪問は成功した。特に戦略的互恵関係の構築で中身を具体的に決めた)と総括した。周恩来元首相の記念碑に献花すると(日中友好の花は一段と輝きを増すだろう)と感慨深げだった。地球裁定、両国のリーダーが未来志向で交流することが、なにより望ましい。
特に日本の政治家に言いたい経済一流、政治外交は二流と言われないように。

2007年4月13日金曜日

病を克服、5000m級の山に挑み続ける、伊藤八重子さん

それまで富士山より高い山に登ったことはなかった。初めての5000m級で初めての海外の山だったのに高山病にもならなかったし楽々行けちゃたの。伊藤八重子さん(69)は61歳でヒマラヤのカラパタールの頂上にたった。その時の感想だ。
2年後、今度はアフリカのケニア山とキリマンジャロの頂上にいた。(海外はポーターが大勢いるので重い荷物を担がなくていいから楽なの。10人のパーティーだったが50人ほどのポーターが付いた。季節は1月でも赤道直下、炎天下の熱さは強烈だ。それが夜になると氷点下の寒さ。そのうえ空気はものすごく薄いという過酷な環境。(でも私、楽でしたね)(キリマンジャロのてっぺんは一面、青い氷で覆われてすごい景色、夢の世界だった。行ってみないと分からないすごさよ)伊藤さんは本当に楽しそうに話す。ごく普通の主婦の伊藤さんがここまで山とかかわりを持つことになったきっかけは55歳の時、母親が倒れ介護が必要になってからという。(何とかなるまではこのままで頑張ろうと覚悟していたの。そうしたら母が気分転換に登山クラブに入りなさいよって。)背中を押される形で地元の登山クラブに入会することにした。初登山は新メンバー歓迎の榛名山だった。
(雪解け道で大変だったのに、私スタスタ歩けたの。)そういえば足は子どもの頃から丈夫だった。翌年は北アルプスの縦走。
それからは山に夢中になり、山に恋をした。好きな山で自分はどの程度歩けるのか、限界を知りたくて夢中になった。気がつくと年に20数回も登山をしていた。そんな折突然、胃がんの宣告を受けた。自覚症状はまったくなかった。胃の3分の2を切除。ショックだったがなんとしてももう一度山に登りたい。手術の翌日から点滴うぃしながら歩く訓練を始めた。10年後、完治した。
これも山のおかげと感謝している。退院後は(生きているからこそ好きな山に登れるのだ)そう思うようになり海外への挑戦も始めた。(主人も私と同じように思っているみたいで、わがままを黙認してくれています。病気さまさまですね)と笑う。3年前にはK2のバルトロ氷河を歩き続けた。(苦しければ苦しいほどいいのよ。力を出し切って歩いたという実感がたまらないの。)
まだ18kgの荷物を担いで雪山を歩ける。次はあの山に行こう;病は気からと言うが、身近にこのような人がいるだけで励まされる。

2007年4月12日木曜日

日本、医師が足りない、勤務医9割 当直翌日も通常勤務

病院に勤務する医師の9割近くが、夜間当直の翌日も通常勤務を行なっていることが、日本病院会の調査でわかった。
調査は昨年7月、同病院会に加盟する2535病院の医師5635人から回答があった。それによると、1カ月の夜間当直の平均回数は(2回以内)が最も多く41,9%だったが、5回以上も17,1%いた。夜間当直の翌日の勤務について聞いた所、(忙しさと無関係に通常勤務をせざるを得ない)が、88,7%を占め、(半日以上の代休がある)(特に忙しかった当直の翌日のみ、少し仮眠がとれる)という回答は、合わせて10,8%に過ぎなかった。1週間の勤務時間も23,2%が、法定労働時間40時間を大幅に上回る(64時間以上)と回答した。医療過誤の原因を聞いたところ、最も多かったのは、(過剰な業務で慢性的に疲労している)71、3%医療過誤訴訟など、医事紛争の経験がある医師は25,9%に上っていた。林雅人、同病院会地域医療委員会委員長は、(医療が高度化し、医師の負担は増えている。医師の数は、まだまだ足りないのが現状)と話している。この国のリーダー安部首相国作りを、美しい日本をと、唱えている。高齢化社会突入した日本、医師が足りないではすまされない。早急に医療現場に足を運ぶべき。

2007年4月10日火曜日

イラク、反米数十万人デモ、米軍早期撤退訴え

米軍主導の多国籍軍進攻でサダム、フセイン政権が崩壊してから、9日で満4年を迎えた。新生イラクを担う本格政府が発足して1年近くなるが、宗教対立が泥沼化する中、マリキ政権やその後ろ盾である米国に対する不満が増大しており、安定、復興への道筋は一向に見えてこない。(占領軍はイラクから去れ)(米国にノーを)イラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで9日、巨大なイラク国旗や反米スローガンを掲げた信者ら数十万人が、米軍の早期撤退を、訴え、大規模なデモを行なった。
(暴力の根源は米国にある)と訴える。同派強行指導者ムクタダ、サドル師が、旧政権崩壊4年にあわせて呼びかけたもので、バクダットなど各地から信者らが集結、星条旗を燃やすなどして気勢をあげた。サドル師は数日前から首都バクダッドなどで国旗を掲揚するように呼びかけるなど、(統一イラク)を演出し、デモにはシーア派と対立するスンニ派信徒の一部も参加。同国北部のモスルでも米軍撤退を訴えるデモが行なわれた。背景には、フセイン独裁体制から4年たっても宗教対立激化で治安が悪化し、生活改善の見通しが立たないことへの強いいらだちがある。バクダットに住むスンニ派の医師シャキール、アフメドさんは(52)は(サダム時代は誰が力を持っているかはっきりしていた。今はそれがわからない。強い者だけが生き残る世界になってしまった)と語った。
地球裁定宗教対立と言われるが、はっきりしている事がある。米国が撤退する事が優先するべきであろう。その上で仲介役に、両派がどの国に仲介してほしいかを決め、又、日本が仲介役として出来ることがあれば積極的に行なう必要性がある。この戦争、ブッシュ政権は好経済に支えられているだけである。そろそろ足元から崩れ始めるであろう。

2007年4月9日月曜日

日中米友好(強化を)9割、日中共同大学生調査

読売新聞と中国の国営新華社通信が発行する有力時事週刊誌(暸望東方週刊)は、11日からの温家宝、中国首相の来日を前に、両国の大学生を対象とした共同意識調査を行なった。その結果、日中関係を(悪い)と思っている人が両国とも大半だったが、アジアの平和の為には米国を加えた日中米それぞれの友好関係を(強化していくべき)と答えた人がよもに約9割に上った。調査は読売ウイークリーと暸望東方週刊の共同企画として3月下旬に実施した。日本では全国の大学生を対象にインターネットによるアンケート方式で行い、1020人が回答。中国でも各地の大学生を対象に配布自記式で行い、987人が回答した。それによると、(アジア地域の平和の安定のため、日本、中国、米国それぞれの友好関係を強化していくべきだ)と思う人は日本で89%、中国でも計91%に上った。現在の日中関係については、(悪い)が日本で84%、中国で90%に上った。(良い)は日本計11%中国は6%だった。日本では尖閣諸島や東シナ海のガス田開発をめぐる中国の姿勢への反発に加え、約2年前に起きた反日デモの印象がまだ強いと見られる。中国では歴史問題や、小泉前首相の靖国参拝などの影響があり、両国学生の日中関係の現状への見方は厳しかった。ただ、今後の日中関係については、(良くなる)が日本37%中国計38%と、(今と変わらない)(日本42%、中国42%)とほぼ並び、改善への期待感も見られた。(悪くなる)は日本計13%中国20%。温首相来日によって、日中関係がよくなると期待しているかどうかでは、(期待している)が中国では59%に上った。日本では計32%だった。両国ともトップの役割は大きい隣人を愛せよ。

2007年4月8日日曜日

人生案内、40代、女としてみじめな人生

40歳代主婦。私の人生は(みじめ)という言葉だけで表現できそうです。家が貧しく、楽しい思い出などない少女時代を送りました。結婚後は(子供に同じ思いはさせたくない)と、必死で働きました。おかげで娘は希望の大学に進学させることができました。ふと自分の姿を目を向け愕然としました。働きづめで生きてきた結果、くたびれ果てた中年が完成していました。先日、
同窓会に出席した際も、恥ずかしくて早々に帰ってきました。こどもの友達の母親たちは、美容や洋服にしっかりお金を掛けられる人ばかりです。ランチをともにするのも苦痛です。今も美容院代や化粧品代を節約し、娘の定期券代や教材費を工面しています。最近、娘に(お母さんの人生って悲しすぎる。私はそうはなりたくない)と言われてしまいました。鏡で自分の顔を見る度、街で幸せそうな家族を見るたびに涙がでます。(愛知、B子) 
(海原純子、心療内科医)
生活のため、家族のためなりふり構わず働かなければならない時期が誰にでもあります。まあ、中には恵まれた環境の人もいますが、その人にはその人なりの重荷があるもので、うらやましがるのはやめましよう。羨望と嫉妬は人を醜くさせますから。お母さんのようになりたくないというのは、容姿ではなく、自分の人生を否定する生き方に対しての言葉ではないでしょうか。服や化粧は老いや醜さを隠してくれます。しかし、自分と自分の生き方を否定する人は、外的な条件をそろえても美しくなれません。生活と家族のために働いたのはすてきなこと。貴方はその重荷を支えるエネルギーがあるんですよ。これからはエネルギーの一部を自分の人生に使ってください。1日に30分でも時間を作り、興味のあることに取り組んでみては。お金のかからない美容法、例えば、ゆっくりと睡眠を取る、自分のためにおいしい料理を作り、お風呂に入る、などもお試しを。貧しいがゆえに人格を大きくしてくれるし、この子も しっかり育つ、お母さん頑張って。

2007年4月7日土曜日

地球上の国々が心をひとつにして、

石川啄木が盛岡中学校のころに詠んだ歌がある。(あめつちの酸素は終に水となりにけり)二級上の友でのちの言語学者、金田一京助の卒業を祝う席で披露したという。満座が笑いさざめいたと金田一は著者に記している。水の科学的な成り立ちを神様の恋に見立てた戯れ歌だが、天才歌人は10代の半ばである。栴檀は双葉より芳し、流れるような調べはさすがだろう。あめつち(天地)の神々にとって人間とは、ひとの恋路を邪魔する癪な存在であるらしい。温暖化によって2050年代には、新たに10億人以上が水不足の被害を受ける。国連の気候変動に関する(政府間パネル)作業部会の報告書に、原案段階で盛られていた予測である。2050年までに残された時間とは東京オリンピックの年から現在までに流れた歳月と同じ、顧みて、あっという間でしかない。2国で世界の4割を占めながら、削減に消極的な米国と中国を、温暖化対策にどう取り込むか。悲惨な未来図は神々が人類に突きつけた問いでもある。(結婚は実に人間の航路における唯一の連合艦隊なり)啄木はのちに自信の恋が結婚となって実を結んだとき、感激を日記にそうつ綴っている。地球上の国々が心を一つにして、神の恋を守る艦隊を組まねばならない。排出権を売買している場合ではない。

2007年4月6日金曜日

なにやら、米国、カンザスシティーが騒がしい、

日本時間、未明、アメリカ、カンザスシティーが騒がしい、どうやら海を渡った日本球界からの、怪物、が初めての実戦登板するメジャーボールの中継らしい、日本で活躍し、米国に出稼ぎに行った日本人選手がいるそうな。試合結果は全米が注目する中、勝ち投手になり1勝を上げた。ここに注目したいのは、メジャー(МLB)は選手層がグローバルに完全になっている点だ、中南米、アジア大陸、アフリカ大陸、他、多種多様に全米に集まってくる。ここ、2~3年後にはキューバ(カストロ政権)後から移民が多くなるだろう。キューバは良い選手が多いらしい。その内に中国からも注目を浴びる大型選手が出てくるだろう。もはやこのビジネスに国境はないのである。日本人の松坂という選手、日本でプロ入りして初めて投げた1球の値段は約¥4500円也ー今日、メジャー1球の値段は、はたして皆さん幾らだと思いますか。約¥230,000也ーだそうです。1イニング約15球位投げるから、そのイニングだけで、サラリーマンの1年分の年収を稼いでしまうという。米国の大統領選で選挙に使われる金額は先日もブログに書いたが桁外れである。米国の長者番付1番は言うまでもなく、ビル、ゲイツ氏、個人資産がどこかの国、一国の国家予算と同じというから、又、驚いてしまう。今日は我輩もメジャー(МLB)を楽しませてもらいました。
それにしても、当分寝不足になりそうだ。(笑い)

2007年4月5日木曜日

日本、首都、直下地震候補者に対策聞く

2007年都知事選、
地震や防災などの専門家らがつくる(首都直下地震を考える有志の会)は3日、首都直下地震について主要な東京都知事選候補に出した公開質問状の回答を発表した。投開票後、新知事から得た回答を分析、評価し、改めて首都直下地震対策について要請する。同会は先月25日の能登半島地震発生後、地震学者の神戸大の石橋克彦教授ら7人が呼びかけ人となり発足した。呼びかけ人の1人、首都大学東京の中林一樹教授は都庁で記者会見し(選挙前なので今は回答を分析、採点することはできないが、すべてをウェブで公開するので投票の参考にしてほしい)と呼びかけた。公開質問状は首都直下地震について、1、どのような認識をもっているか、2、なにをどのように実行するか、3、政策の中でどのような位置を占めるのか、4、耐震補強をどのように進めるのか、の4項目を質問した。各候補者からの回答を載せた。
情報開示、
最近の日本の主要なニュースを見ていると政治家の領収書問題、大手ゼネコン談合問題、テレビ局番組捏造問題、プロ野球団アマ選手に不正現金供与問題、最も許しがたい問題、電力会社原発の臨界事故隠し、一企業問題ではなく又、日本だけの問題でもなく地球規模の問題と言う事だとどうも分ってないらしい。どうしてこういう事が起きるのか理解に苦しむ。

2007年4月3日火曜日

きしむ地球に備えは十分か

ソロモン地震、
地球にあちこちがきしんでいるようだ。このところ、世界の各地で地震災害が目立つ。南太平洋のソロモン諸島で2日朝、マグ二チュード(М)8.0の大地震が発生した。被害はまだはっきりしないが、高さ3メートルとも、5メートルともいわれる津波が沿岸に押し寄せた地域もあるらしい。現地からの報告では、市街地で多数の建物が倒壊している。一部では全壊した集落もあるという。子供など複数の犠牲者もでている。世界有数の地震国である日本も、他人事ではいられない。被害の大きさに応じた人的、物的な支援をしたい。この一帯では、毎年のように、М7前後の大規模な地震が起きている。地球表面を覆っているプレート(岩板)の境界上に当たるためだ。ソロモン諸島を含め、南太平洋地域は日本をはじめ、世界から観光客が集まる場所でもある。リゾートでも災害に対する心構えは欠かせない。04年のインド洋大津波では、日本や欧米の観光客が海岸で多数犠牲になっている。津波の注意報や警報が出ても避難しない人も多い。予報の精度も上げて信頼を高めることも、必要だが、そもそも、地震慣れしている日本、特に大人は危機管理意識があまりにもなさすぎ、その方がよっぽど怖いものがある。

2007年4月2日月曜日

日本、統一選挙戦の中、候補者は、

たとえば、2001年9月11日、ニュウヨークの世界貿易センタービルに航空機が激突したとき、ブッシュ米大統領はフロリダの小学校で、子供たちと授業に参加していた。米国の政治家は、頻繁に学校に訪れる。横江公美さんは著者、(判断力はどうすれば身につくのか)の中で、そんな姿勢に日米の民主主義の質的な違いがある、と書いてある。子どもたちの質問や好奇心に答える。政治家だけではない。マイクロソフトのビル、ゲイツ会長などビジネスの成功者も同様だ。学校や地域、メディアが討論の機会を提供する。有権者になった時、自分の考えを決めるための力が磨かれるという。翻って日本では、どうか。マニフェストが導入され、欧米並みに政策中心の選挙にしようという試みは続いているが、(連呼)や(お涙頂戴)といった選挙戦術が、まだまだ幅を利かしている。県会、国会議員の父を持ち、選挙が日常だったという横江さんは(米国流に子どもの頃から候補者の主張や政策を見極めるコツをつかめるよう教育をすることが、政治風土を変える処方箋の一つになる)統一選挙のさなかである。身近な選挙で候補者は何を焦点としているのか。だれに投票すべきか。有権者としての、学習度、を自己診断してもるのもいいだろう。中でも千葉7区、定員7、立候補者7名、無風である。どうしてこうなったのか考えさせられる。街は静かなもんだ。

2007年4月1日日曜日

拘束の女性水兵、英の非認める手紙

イラン、イラク領海の境界付近でイラン当局が英兵15人を拘束した事件で、イラン国営通信は31日、拘束中15人に対する訴追手続きが始まったと報じた。イラン側は(領海侵犯)に対する謝罪要求に応じない英政府の対応に態度を硬化させ、テヘラン市内では英国を非難する国民の声が高まっている。訴追の動きは、駐露イラン大使が露テレビに語ったとして伝えられた。大使は(英兵に関する法手続きは開始された。容疑が立証されれば処罰されるだろう)と述べ、外交交渉による早期解放の可能性が遠のき、英兵をイラン法廷で断罪す可能性を示唆した。これに対して、英外務省報道官は31日、確認がとれないとした上で、英兵の即時開放を求める姿勢は変わらないとの立場を強調した。国民の間でも英国に対する抗議の動きが広がっている。 ファルス通信によると、3月30日夕にサッカーの試合が行なわれた首都の競技場では、観衆6万人が、(英国と国交を断絶せよ)などとスローガンを連呼。テヘラン大学でも同日、礼拝を終えた数千人が、(英国に死を)と叫び、デモ行進した。
おりしも、(米軍が4月前半にもイラン攻撃)国営ロシア通信は31日、ロシア軍事筋の情報として、ペルシャ湾に展開中の米軍が4月前半にもイランへの攻撃を開始す可能性があると報じた。ロシア国防省は(架空の情報源に基づく憶測にはコメントしない)としている。ここ中東情勢は目が放せない状態にある。地球裁定、アメリカよイランを威嚇するなかれ。