2007年4月3日火曜日

きしむ地球に備えは十分か

ソロモン地震、
地球にあちこちがきしんでいるようだ。このところ、世界の各地で地震災害が目立つ。南太平洋のソロモン諸島で2日朝、マグ二チュード(М)8.0の大地震が発生した。被害はまだはっきりしないが、高さ3メートルとも、5メートルともいわれる津波が沿岸に押し寄せた地域もあるらしい。現地からの報告では、市街地で多数の建物が倒壊している。一部では全壊した集落もあるという。子供など複数の犠牲者もでている。世界有数の地震国である日本も、他人事ではいられない。被害の大きさに応じた人的、物的な支援をしたい。この一帯では、毎年のように、М7前後の大規模な地震が起きている。地球表面を覆っているプレート(岩板)の境界上に当たるためだ。ソロモン諸島を含め、南太平洋地域は日本をはじめ、世界から観光客が集まる場所でもある。リゾートでも災害に対する心構えは欠かせない。04年のインド洋大津波では、日本や欧米の観光客が海岸で多数犠牲になっている。津波の注意報や警報が出ても避難しない人も多い。予報の精度も上げて信頼を高めることも、必要だが、そもそも、地震慣れしている日本、特に大人は危機管理意識があまりにもなさすぎ、その方がよっぽど怖いものがある。

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