2007年4月22日日曜日

命のビザに感謝と称賛、

杉原氏の功績、発掘、したユダヤ人講演
第二次大戦中、ナチス、ドイツの迫害から逃れようとするユダヤ人に日本通過を認めるビザ(査証)を発給した元駐リトアニア副領事の故杉原千畝氏。その功績が(再発見)されるきっかけともなった本(河豚)計画(1979年)を著したラビ(ユダヤ教指導者)のマービン、トケイヤー師(70)がこのほど、ロサンゼルスで講演した。同師は杉原氏の功績とユダヤ難民を受け入れた日本に改めて称賛と感謝の意を表した。河豚計画は、日本政府が38年に決めたユダヤ難民の旧満州移住計画。ユダヤ人の政治、経済力を利用しようという狙いで、(美味だが、一歩間違えば毒にもなる)ことからフグになぞらえられた。しかし、ドイツとの同盟関係もあり、計画は頓挫した。本に主要人物の一人として登場する杉原氏は40年、日本政府の意向に反して計6千人にビザを発給し、政府も難民を受け入れた。(ビザの件で杉原氏本人に直接聞いたのはわたしだけ)と自負するトケイヤー師は、(杉原氏は河豚計画など聞いたこともない)と断言した。誠実な人なので本当だと思う)と指摘。政府とは無関係に、純粋に人道的な見地から行なったビザ発給をトケイヤー師は(だからこそ尊い)とたたえた。同師はハンガリー生まれで、両親と共にホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き延びた。今の日本平和なことがなにより、しかし、地球規模で考えるなら、紛争地域はたくさんある。日本の役割、そしてなにより、外交政治に精通した大物政治家が出てきてほしいものだ。

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