2007年5月12日土曜日

亡き母思い 飾るカーネイション

今年も母の日がやってくる。父が太平洋戦争で戦死したため、母が女手一つで私たち5人の子どもを育ててくれた。母は晩年、入退院を繰り返した後、新緑の季節に92歳で逝ってしまった。昨年、故郷の福島で7回忌の法要を済ませたというのに、今でも百貨店などで母のギフトコーナーがあると、思わず立ち止まってしまう。母が元気だったころは、カーネーションや洋服、ハンドバックなどを送ったものだ。入退院を繰り返したころは、贈り物がパジャマや靴下に変わっていったことが、切なく思い出される。先日、テレビで秋川雅史さんが歌う(千の風になって)を聞いた。(私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません 眠ってなんかいません)この歌詞が心に深く刻み込まれ、心の安らぎを覚えた。最近では、母は今も常に心の中にいてくれると思えるようになった。今年の母の日には、遺影の前にカーネーションを飾ってあげよう。(埼玉、主婦 長根幸子 66)

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