2007年10月19日金曜日

きっかけは1日1錠

リタリンの効果が切れると気持ちが落ち込み、舌がもつれてうまくしゃべれない。手の震えでペンさえ持てなくなることもあり、不安にさえなまれるです。都内の無職男性(35)は、リタリン依存症の悩みをそう打ち明けた。専門学校に勤務していた2001年ごろ、学生の就職先を開拓する業務で実績があがらず、人と話すのが苦痛になった。近所の病院で、病名がはっきりしないまま、1日1錠、数週間分を処方されたのがきっかけだった。(飲むと頭がさえて冗舌になる)。一時的な効果によりかかり、手放せなくなった。転職後、別の病院で(難治性うつ病)と診断された。求めるだけの分量を処方してくれるクリニックもあり、複数の医療機関を掛け持ちで受診し、リタリンをきらせなくなった。うつの症状がひどくなり、今年6月ごろに、また仕事をやめた。つらいときは一気に20錠飲むことも。この夏から手の振るえが止まらず、(飲みすぎによる副作用かも)と不安を抱く。今も1錠飲んでいる。(うつ病が適応症から外れたら、処方してもらえなくなってしまう。そのときどうしたらいいか想像もつかない。自分のような依存者のことを、国はどう考えているのだろうか)男性はそう訴えながらも、(手元にあるだけで落ち着く)と、100錠入りの瓶を常に持ち歩いている。
地球裁定、私の身近な人に、うつ病と診断されている人がいるが、この病気現代病ともいえるだろう。昔は薬がなかっただけに診断も苦労したに違いない。特効薬がないとされるこの病気、まず、1、治すには時間をかけること、2、言葉が武器になり凶器にもなるので注意。3、できるだけ薬は飲まずに徐々に減らすこと。4、家族の理解、又、家族のケアも必要になることも予測
5、少しずつ何でもいいから自信をつけさせる環境にすべきである。 日本の医療現場では、まだこの病気は治療施設も少なく受け皿がないのことも依存症を追い詰めているのが実態。リタリン依存は、本人ばかりか家族の生活をも一変させる。すでに依存症態にある患者や家族のケアも、大きな課題の一つだ。

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