2007年10月4日木曜日

ペットボトルで漂流一晩、海転落の男性救助、

岩手県釜石市沖を航行中のタンカーから真夜中の海に転落した男性甲板員(28)が、空のペットボトルを浮き輪代わりに一晩漂った末、3日朝、漁船に救助された。釜石海上保安部によると、男性は2日午後10時半ごろ、釜石市の御箱崎灯台沖約10㌔を航行中のタンカー(さくら丸)(2997トン)の甲板で用を足していて海へ転落した。同保安部などの捜査では見つからなかったが、3日午前8時半ごろ、灯台の沖約20㌔で漁船に救助された。男性は意識もはっきりし、命に別条はないという。転落時、男性は救命胴衣を着けていなかったが、海上で見つけた容量2~3㍑のペットボトルを手に救助を待った。2㍑程度のペットボトルなら大人でも十分に浮かせられるといい、同保安部は(広い海でペットボトルを見つけたうえに、海は穏やかで水温も比較的高かった。本当に運がいい)と驚いていた。
地球裁定、これはミラクルとしか言いようがない。丁度7年前に私の田舎、山口県瀬戸内海沖で兄貴の息子が嵐でこのような事故にあったが、奇跡的に助かった。8時間も転覆した船につかまっていたらしい。季節も海も状況は同じである、私も過去に経験があるが、穏やかな海でも長時間海に浸かっているとどのようになるかというと、筋肉が伸びて全身に力が入らなくなる、リハビリにも時間がかかるし、しばらくは海が怖くて近寄れない。一晩とは言うけれど大変な恐怖であったにちがいない。ペットボトルに感謝、感謝である。

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