2009年10月3日土曜日

生かされない、04年スマトラ沖地震

スマトラ島沖地震で大きな被害が出た西スマトラ州パダンでは、最高級ホテル(アンバチャホテル)が倒壊したほか、警察署や役所ビルなど公共施設にも被害が出ている。過去の地震の教訓はまるで生かされていない。
スマトラ島では2004年のインド洋地震、大津波で16万人以上が死亡。同ホテルが06年にオープンした後も、大きな揺れの地震があった。ブディ、スンアンダ元インドネシア建築協会会長によると、同ホテルは2階建て建物に2階部分を重ねた構造。元会長は(耐震構造が不十分で地震に弱かった)と指摘し、こうした建物の安全を地元政府は確認しなかったと話す。市内の別のホテル経営者は州や市から建築確認を受けたことは一度もないと明かした。
地球裁定、
またもや、過去の教訓が生かされていない。地震で人が亡くなる大きな原因は、津波によるものと建物の倒壊によるものが一番多い。政府は何をしていたのだろうか、この5年間に手は打てなかったのか
しかし、問題はそう簡単ではなさそうである。建築確認は日本では当たり前のことがこの地域では建物を良く見てみると、まず台風に弱く、地震に弱く津波が来ると一瞬のうちに飲み込まれてしまう建物が多い。そんな中建物の耐震構造と言うのは簡単だが、公共施設であってもそんな堅固な建物はあまり見ない。ここでは防災訓練はどのように行なわれているのか、まず地震での津波の訓練はどうか、携帯電話で知らせたと言うがこれが間違いのはじまりだと思う。沿岸部に住む人達に携帯電話での通知はナンセンスだろう。それなら沿岸部にいっせいにサイレンを鳴らす事をするべきで、又、堅固な高い建物に非難場所として所、所に造っておくのもひとつ。まず間違いなくサイレンを鳴らすところから訓練をしないと建築基準法の話をしてみてもしょうがない。

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