2010年12月5日日曜日

人間として生きた、元兵士102歳の死

中国山東省済南市で50年以上にわたって診療を続けていた医師山崎宏氏が1日老衰の同市為で亡くなった。1937年、日中戦争で軍馬の獣医として上海、天津などに従軍。日本軍の残虐行為に耐え切れずに軍属を辞め、中国各地を転々。44年に現地召集され、終戦で応召解除になっても(中国で罪を償おう)と決めて帰国せず、中国人と結婚して、52年に医師となった。済南市に診療所を開き、地域医療に貢献。娘夫婦と一緒に暮らしながら診察を続け、お年寄りや子供たちから(山先生)と呼ばれて慕われていた。
中国と日本が尖閣諸島領海問題でギクシャクしている今日だが、こんなにすばらしいニュースがあった、以前よりこの山崎先生は何度となくテレビで拝見して日本人として誇りに思う。私たちはよく考える必要がある、メディアから怒涛のように流れてくるニュースに感情あらわにし過ぎてはないだろうか。遠い尖閣諸島を貴方はどれほど知り、どれほどに関わっているのか言葉は悪いがそんな事はどうでもいいではないか。領海侵犯と言うのならそれは政治家にまかせ、争いのない日中韓にしていかなくてはならない。そうしないと山崎さんの死が無駄になる。

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