2008年12月13日土曜日

アメリカ人とお金、吹き飛ぶ(老後の蓄え)

レストランに行くときはワインを持ち込むようにしてるし、タクシーはやめて地下鉄に乗り始めた。ニューヨーク在住のナンシーシンクさん(57)は今年は子供たちへのプレゼントはなし。私のライフスタイルはすっかり変わってしまったわ。昨年10月に製薬会社の幹部だったが失職。ガソリン価格高騰も痛手だったが、年金資産の目減りが最大の要因だ。この一年あまりで米国人の(老後の蓄え)は数兆ドル規模で消し飛んだとみられる。
地球裁定、
年金で暮らす身にはつらい。これまで生きてきたなかで最悪の市場環境であろう。アメリカ人は老後の年金資産運用が一般的だっただけに悠々自適のはずだった人も突如として暗転した。以前にアメリカの世界における国家戦略を書いたと思うが、どうやらこの金融恐慌はアメリカ自身の経済構造の矛盾を露呈してしまった。消費に明け暮れるカード社会、世界を巻き込んだ訳のわからない金融ビジネスモデル、おっと、皆さんはご存知か、アメリカで唯一景気が一段と潤している産業がある。そう軍需産業である、思えばアフガニスタン、イラク進攻まで今日軍需産業は一段と活況である。しかしながら莫大な軍事費を費やしているのもアメリカと言う国である。私が見るかぎり(アメリカの未来)は不安視だらけである。ブッシュ、オバマ、両氏さん、そろそろ他国に侵攻するのはやめようではないか、なぜなら両氏が一番理解していない事がある。この世界恐慌を起こした張本人であり、長引くと経済不安にとどまらず国内治安不安が予測できないからである。2009年は荒れそうだ。

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