2008年3月17日月曜日

何を恐れているのか、中国は

中国チベット自治区の区都ラサで起きた大規模な暴動を受けて、16日、同自治区に隣接する四川省でもチベット族による抗議行動が起きた。すでに甘粛省にも波及しており、これで2省に拡大したことになる。中国当局は抑え込みに躍起だが、さらに拡大する可能性もある。一方、インド北部ダラムサラのチベット亡命政府は同日、今回の暴動で(80人の死亡が確認された)と発表した。
地球裁定、近年の中国経済発展は目覚ましいものがある。中国各地で経済格差が起き、チベットも例外ではない。特に中国の中でもチベットは特別で統制が難しい。経済格差問題だけではないだろう、ダライ、ラマは会見で、チベットでは歴史的遺産が危機に瀕しているなど(文化的虐殺が起きている)と述べ、中国当局を批判。私は一般的に暴動が起きる時は民族独立運動が主流だが、独立国家などはチベットでは求めていない、ダライ、ラマも独立運動を支持していない。中国政府は長年にわたりチベット問題を先延ばし、真剣に話し合いがなされなかった事の表れであると認識している。前にも書いたが中国は何が起きてもおかしくはない。今、一番求められるのは話し合いである。中国政府も真剣にチベット問題に耳を傾けるべきであろう。

0 件のコメント: