2007年4月1日日曜日

拘束の女性水兵、英の非認める手紙

イラン、イラク領海の境界付近でイラン当局が英兵15人を拘束した事件で、イラン国営通信は31日、拘束中15人に対する訴追手続きが始まったと報じた。イラン側は(領海侵犯)に対する謝罪要求に応じない英政府の対応に態度を硬化させ、テヘラン市内では英国を非難する国民の声が高まっている。訴追の動きは、駐露イラン大使が露テレビに語ったとして伝えられた。大使は(英兵に関する法手続きは開始された。容疑が立証されれば処罰されるだろう)と述べ、外交交渉による早期解放の可能性が遠のき、英兵をイラン法廷で断罪す可能性を示唆した。これに対して、英外務省報道官は31日、確認がとれないとした上で、英兵の即時開放を求める姿勢は変わらないとの立場を強調した。国民の間でも英国に対する抗議の動きが広がっている。 ファルス通信によると、3月30日夕にサッカーの試合が行なわれた首都の競技場では、観衆6万人が、(英国と国交を断絶せよ)などとスローガンを連呼。テヘラン大学でも同日、礼拝を終えた数千人が、(英国に死を)と叫び、デモ行進した。
おりしも、(米軍が4月前半にもイラン攻撃)国営ロシア通信は31日、ロシア軍事筋の情報として、ペルシャ湾に展開中の米軍が4月前半にもイランへの攻撃を開始す可能性があると報じた。ロシア国防省は(架空の情報源に基づく憶測にはコメントしない)としている。ここ中東情勢は目が放せない状態にある。地球裁定、アメリカよイランを威嚇するなかれ。

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