2007年4月17日火曜日

フセイン政権崩壊4年、イラク安定化、米の模索続く

フセイン政権崩壊から4年を経過したイラク情勢は米軍増強後もまだ改善の兆しが見えない。
米ニューヨーク、タイムズ社説(12日付)ブッシュ米大統領は駐留米軍増強でバグダットを以前よりは鎮静化させるかもしれない。その賭けが成功すれば、シーア派主導の政府が政治権力や経済資源を(スンニ派などと)分かち合う形に進むと期待しているようだ。しかし武装勢力掃討から2カ月経過しても大統領の目標は達成されていない。イラクでの勝利の可能性はなく希望もほとんどない。)と論評した。 米ボストン、グローブ社説(13日)は(イラク議会ビル内部での自爆テロとティグリス川にかかる橋の爆破は内戦状態の軍事的解決を不透明にした。ナジャフのデモは反米指導者サドル師の影響力を誇示した。そのシグナルは米国がサドル師の民兵組織に圧力を加えるなという警告だ。これは米国の政策立案者が、イラクからの撤退についてイラク政治の複雑で多角的な駆け引きを学ぶ必要があるという教訓を示している)と指摘した。サウジアラビアのアラブ、ニューズ社説(10日)は(戦争前にブッシュ大統領はイラク人に自由と暴虐のない生活を約束したが、イラクの大部分にそのようなものはない。米軍投入後もなんら前向きの兆候は表れてない)と述べた。
地球裁定 この戦争に勝利はあるのか、米国民も一刻も早く撤退を望んでいるはずだ。

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