2007年3月27日火曜日

日本の大人の科学知識は先進国中、下から3番目

日曜日の朝、テレビから最大震度6強を能登半島地震を知らせるアナウンサーの緊迫した声が流れてきた。津波注意報が石川県の能登、加賀地方といった後、耳を疑うような地名が続く。福島県と茨城県にも津波注意報が出ているというのである。緊急時の混乱だと思うが、4回、5回と繰り返された。津波は陸にぶっかって反射したり、回り込んだりするが、能登半島から福島、茨城にひとっ飛びするわけではない。自分の誤りをチェックできない放送現場の(非科学性)が気になる。調査によれば日本の大人の科学知識は先進国中、下から3番目だという。科学的事実を認めず、地球の温暖化に背を向けた米国のブッシュ政権は、世界からブーイングを浴びている。米国の文化が人々を魅了してきたのは、その背後に科学があったからかもしれない。23日に90歳で亡くなった日本の分子生物学の草分け、渡辺格博士は、旧制中学校に運命の米国映画と出会う。
ジョン、フォード監督(人類の戦士)である。ロナルド、コールマンとヘレン、ヘイズが研究者と妻を演じるこの映画には、当時最先端の科学知見、細菌に寄生するウイルス、バクテリオアファージが登場する。科学を軽やかに抱きとめる米国映画の奥深さ。若き学徒の魂はそれに共鳴した。ゆえに日本(気象庁)の開発した緊急地震速報アラームを個人向けに早急に取り入れてほしい。皆さんはどのようにお考えですか?

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