2007年5月21日月曜日

3万人の命 救いたい

日本の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)は、国際的に見ても高い。厚生労働省の統計によると、2000年時点での日本の自殺率は、24,1で、主要8カ国(G8)では、ロシア(39,4)に次いで2番目に高く、アメリカの2倍以上、イギリスやイタリアの3倍以上となっている。国家レベルで自殺予防に取り組み、自殺減に成功した例としては、フィンランドが有名だ。高橋祥友、防衛医大教授によると、同国では1987年4月から1年間に起きた自殺約1400件全体を対象に、専門家チームが遺族や医療関係者への対面を試み、日常生活や治療内容、ストレスの程度などを徹底的に調べた。自殺者の9割以上に何らかの精神異常があったが、適切な治療を受けていた人はごく少数ーなどの結果を得た。その上で、年齢層や健康状態、地域、職場の事情に応じて、自殺予防の啓発や相談窓口の整備などを盛り込んだ対策プログラムを作り、実施したところ、90年に30,4だった自殺者が2002年には21,2まで下がった。高橋教授は(研究と現場の実践がうまく結びついた貴重な例だが、結果がでるまでに10年以上かかった。日本でも、長期的な展望で綿密な計画を立て、確実に実行していくことが必要だ)と話す。
地球裁定 実は長年感じてはいたが、ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、アジア大陸を比較してみよう。民族的にはヨーロッパ大陸が自殺者が少ないと言うのはわかる。イタリアなどに旅行すると実にのんびり、あまり時間は気にしない人種。昼寝はするし、夜遅くまで飲んでるし、アメリカ大陸は実にはっきり物を言うし個人的にあまり干渉しない。合理的主義。アジアはどうだろう、ロシア人は個人主義が強いし、特に最近は経済発展が著しい、その中でも経済格差が大きく開き始めた状態。
今、もっとも注目は中国であろう、この国をコントロールするのは容易ではない、北京五輪までは経済も治安も保たれていくだろう。その後が問題、今年、来年と主要国世界のトップリーダーが入れ替わる。人はなぜ死を選ぶのか社会的な問題点、周囲の環境、そして、本人の心の動き、複雑な要因を知ることから始めなければならない。

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