金や力を手にすると、人はほぼ例外なくおごり高ぶる。何かを得たり、何かができるようになると、それを鼻にかけ、他人を見下す。すぐに有頂天になり周りが見えなくなる、そんな精神的に貧困な人間の愚かさや惨めさは歴史が証明している。おごる平家は久しからず、は今も語り継がれる名文句だ。虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。隆盛を極めた人生でその人の死後に悪評が残ってしまうようでは悲しい限りではないだろうか。おごらず、己の力を誇示することもなく、実直な生き方を貫けば、生前も死後も自ずと名声が残ることだろう。
地球意訳、素朴で実直な生き方を守り、優れた才能をひけらかすようなことのないようにして根本的な力強さを身につけておき、死んだ後にその力は天に返すといいだろう。飾り立てた生活は避け、淡白な生活をおくるようにしたい。そして、一人の人間としての清い名前だけを後世に残すといいだろう。
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