イラン南東部で横浜国立大四年の中村騒聡志さん(23)が武装集団に誘拐された事件で、大阪府豊中市在住の父、淳貴さん(53)が15日、中村さん本人からの電話の内容や現在の心境をつづった書面を公表した。淳貴さんは(多大なご迷惑とご心配をおかけし、親として深くお詫びい申し上げます)と謝罪するとともに、本人から誘拐後に2回電話があったことを明らかにした。公表された書面によると、中村さんからは8日夜、豊中市の実家に電話で連絡があった。第一声は(お母さん、大丈夫?)声に元気がなかったので尋ねると(疲れているから。僕は大丈夫)と答え、誘拐には触れなかった。10日の電話で、中村さんは(家族に心配をかけられないと思って言わなかった。みんなにごめんって伝えて。本当にごめんなさい)と話したと言う。
地球法廷、またしても誘拐事件が起きた。自己責任を問うのは簡単であるが、今この若者に何が起こっているのか、これからどうなるのか。世界中を旅している日本人は少なくない、危険地域であることも、ある程度承知している。いつも思うことは日本人と世界の特に発展途上国の価値観の違いは想像を超える。わずか50ドルたらずで人の命をも奪ってしまう。今日一日、食べることにも事欠く世界にに足を踏み入れているということを、よほど注意をしていても簡単に身ぐるみはがされてしまう。そこには日本大使館という気の利いたものはない、旅をする事はすばらしい。しかし、若者よ一人で旅をするという事はどれだけリスクがあるか肌で感じられないと旅をすべきでない。一日も早く無事に開放されることを祈るばかりです。
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