2007年10月2日火曜日

(敵)から(助けるべき同胞)に

韓国国民の対きた朝鮮観は、約10年続いた融和政策により、(敵)から(助けてあげるべき同胞)に変化した。同じ民族としての親近感が増大し、経済面の圧倒的優位が、脅威と感じる意識の低下をもたらした。安心感は副作用として、国民の(平和ボケ)も生んだ。核やミサイル問題に対する危機意識が希薄となり、韓国メディアの世論調査では、(同胞を核攻撃するはずがない)と考える人は半数近くに上る。また、北朝鮮に新たなビジネスチャンスを求める傾向も強まった。近年、韓国では学生の深刻な就職難が続いているが、ある調査では、就職希望者の半数以上が、(南北統一が実現した場合、北朝鮮で働く意思がある)と回答している。一方、北朝鮮を脱出して韓国に入国した脱北者の総数は今年、1万人を突破した。脱北者の証言を通じ、異質な社会や立ち遅れて経済実態などが知られるにつれ、金正日体制との(共同繁栄)は幻想に過ぎないとの考えも強まっている。
地球裁定、ベルリンの壁崩壊が1989年11月10日に起きた事はよく覚えている。南北統一は民族の悲願だが、統一戦略は南北で全く食い違っている。北朝鮮は赤化(共産化)統一戦略を維持。韓国側は経済協力などを通じて深刻な状況にある北朝鮮経済を立て直し、いずれは自然に統一へと(軟着陸)させたい。統一問題は政治的解決は難しいだろう、なぜなら、金日正がリーダーである限り解決の方向に向かわないだろう。たとえば、韓国の政権がハンナラ党政権になれば金日正は敵対意識むき出しになる、ソウルを火の海にしてやると言い放つ、政治的解決が無理なら、統一に関し、両国民的支持はどうだろう、これも難しい、すぐには望まないと言う結果が出てる。おりしも今日、韓国の盧武鉉大統領が北朝鮮を訪問し南北首脳会談が行なわれる。7年ぶりに行われる首脳会談を注目したい。

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