昨年9月に北京を訪れた時、天安門広場の巨大な立て看板の中に(和諧社会)の文字が目立った。日本ではあまり使われない言葉なので聞いた見ると、(和諧)は(調和)の意味で、胡錦濤政権が打ち出した新しい社会構築のキーワードだという。すなわち、都市と農村の不均衡、経済と社会制度の不釣合い、自然環境保全の要請、国内事情と国際化の緊張等、現在の中国が抱える重大な諸課題を解決するために、軋轢を回避し、調和を保って発展させる政策の象徴とされている。現代中国では、(和諧)という言葉で、人々は(調和)理解するが、同じ漢字が、1400年前にこの(やまとの国)で、聖徳太子によって国を統べる基本的原則の第一として説かれていたというのは、興味深い歴史の環境である。
地球裁定、日中両国の発展のためににも、お互い尊敬をしつつ交流を深めて行こうではないか。
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