資本市場ではいつから貧欲が罪になったのだろう。ハイリターンを求めて、世界を席巻する米投資銀行のビジネスモデルが、今や負のイメージだ。リーマンと同じ蜘蛛の糸には、世界の(グリード、貪欲)が無数につかまっていた。髪の毛一万分の一という蜘蛛の糸に、頼りすぎたのかもしれない。
地球裁定、
米金融界の今は、バブル崩壊時の日本金融界と見事に重なる。20年前に起こった日本のバブル景気そして、崩壊、私は不良債権整理、企業、個人再生を業として行なってきたが、おもしろい構図が見えてくる。日本のバブル景気は金余りで多種多様に全国にお金がまわっていたのに対し、米国は不動産、(サブ、プライムローン)金融証券で不動産融資に特化したことにある。本来最初から返せない人達にまで融資をした。その結果世界にばら撒いた証券が今、各国の金融市場が大混乱に陥っている。自身過剰になっていた企業、個人ほど今まさに制裁を受けている。1年後の世界経済予測をしてみよう、まず、米国の自動車ビッグ3の1社が破綻するだろう。これを受け大手銀行が数社破綻、再編が加速する。日本はますます経済悪化、株価下落、来年度は最悪になるだろう。時にお隣、北朝鮮指導者が亡くなることも予測、近隣諸国の緊張が走る。大陸ロシア、中国が世界経済のリーダー格に躍り出てくるのはこの頃、ヨーロッパ経済は衰退の一途を辿ることになる。来年はまさに目を放せない年になる事だけは間違いないだろう。